シニア期の猫に「モグニャン」を与えても大丈夫なのか、気になる飼い主さんも多いのではないでしょうか。
モグニャンはすべてのライフステージに対応したグレインフリーフードなので、基本的には7歳以上のシニア猫にも安心して与えることができます。
実際、モグニャンの特徴である「100%無添加」「グレインフリー」や成分比率から見ても、子猫や成猫よりもシニア猫の方がこのキャットフードの恩恵を受けていると言えます。
ただし、シニア猫にモグニャンを与える際には注意すべき点もある為、公式サイトの給与量の目安を参考にしてください。
尚、公式サイト中段に情報がありますよ♪
目次
シニア猫にモグニャンを与えるメリットと期待できる効果とは?
モグニャンは猫が1日に必要な栄養素をしっかりと補給できるように作られた「総合栄養食」です。
そのため、すでに病気を患っている猫ちゃんへの症状に対して何かしらの効果を期待できるフードではありません。
ただし、モグニャンは7歳以上のシニア猫に対して、以下のようなメリットがあります。
低たんぱく・低リンで腎臓に負担をかけにくい
猫は7歳を迎えるころに「シニア期」に入り、この時期から徐々に腎機能が衰えはじめるため、愛猫が腎臓病にならないかを心配されている飼い主さんは多いでしょう。
腎臓病へのケアを考えるなら、必要な栄養素を毎日の食事でしっかりと確保しながらも、できる限り腎臓へ負担をかけさせないフード選びが重要です。
一般的に、シニア猫の腎臓に負担がかかりにくい食事とは下記のようなものだと考えられています。
- たんぱく質量が30%以内
- ミネラル成分であるリンの量が控えめ
- 人工添加物を使っていない
モグニャンは、穀物不使用のキャットフードのなかでもたんぱく質量を30%まで抑えられた貴重なプレミアムキャットフードです。
また、他の一般的なキャットフードと比べてミネラル成分である「リン」の量がかなり抑えられている点も、シニア猫にとっては嬉しいポイントです。
そのほか、モグニャンは着色料や酸化防止剤といった人工添加物が一切使用されていないため、健康に気を遣いたいシニア猫にも安心して与えることができます。
シニア猫に嬉しい成分(オメガ3脂肪酸・タウリン)が豊富
腎臓病に対する療法食には、シニア猫に不足しがちなオメガ3脂肪酸やタウリンなどの成分が豊富に含まれています。
実は、モグニャンは一般的な総合栄養食のキャットフードでありながらも、上記2つの成分が療法食に引けを取らないほど豊富なんです。
オメガ3脂肪酸は血液の流れを良くしたり、腎機能へのサポート効果が期待できるとして注目されている成分です。
また、タウリンは目や心臓の健康状態を維持するための必須アミノ酸ですが、モグニャンの主原料である白身魚からはタウリンを豊富に得ることができます。
不足しがちなタウリンをフードからしっかり摂取できるのは、モグニャンの嬉しいポイントではないでしょうか。
シニア期にかかりやすい「シュウ酸カルシウム結石」とも相性がいい
腎臓病と並んで、シニア猫が発症しやすい病気として「シュウ酸カルシウム結石(尿路結石)」が挙げられます。
シュウ酸カルシウム結石は、猫の尿が酸性に傾くことで尿中のカルシウムがシュウ酸と結合し、結晶を形成することによって尿道を詰まらせたり、膀胱を傷つける病気です。
この病気への予防策としては、摂取するマグネシウム量を増やして尿ph値(酸性かアルカリ性かを示す数値)をアルカリ性へと中和したり、結晶を作る材料となるカルシウム量を控えめにすることが重要と言われています。
モグニャンに含まれるマグネシウムやカルシウムの量は、決して過剰であったり少なすぎることはありませんが、他の一般的なフードと比べてシニア猫にメリットがある成分比率となっています。
製品名 | ミネラル成分含有量(%) |
モグニャン (全ライフステージ対応) |
マグネシウム0.12%/カルシウム0.62% |
ニュートロ (室内猫用アダルトチキン) |
マグネシウム0.15%/カルシウム0.9% |
ヒルズ サイエンスダイエット (インドアキャット成猫用) |
マグネシウム0.075%/カルシウム0.5% |
ネスレ ピュリナワン (インドアキャット1~10歳ターキー&チキン) |
マグネシウム0.09%/カルシウム1.0% |
ロイヤルカナン (FHNインドア猫用) |
マグネシウム0.09%/カルシウム0.9% |
上記のとおり、モグニャンのミネラル成分はマグネシウムがやや高め、またカルシウム量がやや控えめとなっていることが分かります。
そのため、シニア期の猫がかかりやすいシュウ酸カルシウム結石に対しても相性のいい側面があると考えられるんです。
シニア猫への正しい与え方とは?モグニャンの適切な給餌量
モグニャンがいくらシニア猫にとってメリットのあるキャットフードといっても、適切な量を守って与えていくことが大切です。
公式サイトに記載されている、モグニャンの成猫(1歳~)以上の猫ちゃんへ与える適量は以下のとおり。
体重 | 1日の給餌量 |
2.5kg未満 | 35~45g |
2.5~3.5kg | 45~55g |
3.5~5kg | 55~70g |
5~6.5kg | 70~85g |
6.5~8kg | 85~110g |
8~10kg | 110~130g |
とはいえ、基本的な与え方は通常のキャットフードと変わりありませんので、上記の表に記載のとおり、1日の給餌量を1日2~3回に分けて与えていけばOKです。
モグニャンをシニア猫に与える際の注意点とは?
モグニャンはシニア猫にメリットの多いキャットフードですが、特定の病気に対して効果のある「療法食」ではありません。
腎臓病や尿路結石と診断されたシニア猫に対しては、モグニャンの使用を一度中断し、必ず獣医師の指示をあおいで適切なキャットフードを選んであげましょう。
ただし、療法食は猫の持病に合わせて栄養素を設計されているため、病気になってもいないシニア猫に与えると栄養に偏りが生じて健康を害する恐れがあります。
シニア猫は免疫機能が落ちてくるため、愛猫の病気を予防してあげたいと願う飼い主さんも多いと思いますが、「療法食は病気になってから」というポイントを押さえておきましょう。
シニア猫にモグニャンを与える際のポイントまとめ
こちらでお伝えしたとおり、モグニャンはシニア猫の腎臓に負担がかからないように配慮されていたり、シュウ酸カルシウム結石とも相性が良いキャットフードです。
また、これまで与えてきたフードと同じで、適切な量を心がけていれば多くのメリットを受け取ることができるでしょう。
ただし、モグニャンは療法食ではないため、すでに腎臓病や尿路結石と診断されたシニア猫には獣医と相談のうえ、適切なキャットフードを決定するようにご注意くださいね。