猫のオシッコで血液検査するPetEye1
日本では、室内で飼われている猫の平均寿命が16年以上(人間の80年に相当)に延びています。
愛猫の健康管理が気になる飼い主のために、自宅で尿中の血液を検査できる機器「PetEye1」が登場しました。
自宅で #猫の尿検査 ができる測定器 「PetEye1(ペットアイワン)」が本日発売。尿を吸い込んだ猫砂やシートを水に溶かして、血の混じりを検出するのですニャ⇒https://t.co/G9tCaUv2GY#猫用品 #ペット用品 #猫の健康 #猫の病気 pic.twitter.com/MPJD9CTdSQ
— Cat Press (@CAT_PRESS) May 19, 2021
2021年5月13日にペット用ヘモグロビンセンサーPetEye1(ペットアイワン)のプレスリリースを配信しました。プレスリリースURL https://t.co/vw6WHTMtrH
下記サイトにて、5月19日販売開始となります。
csupヤフーショップ
CSUPネットショップ#ペットアイ#ねこの幸せ pic.twitter.com/HIZFeNImgc— C’sUP Ltd (@csupltd) May 14, 2021
もともと砂漠地帯に住んでいた祖先を持つ猫は、尿を濃縮する能力に優れ、水を効率的に使うことができますが、一方で尿路過負荷になりやすい動物でもあります。
病気の増加
アニコム損保が発行した「家庭動物白書2019」によると、猫の保険金請求理由の上位20位は、"慢性腎臓病"、"膀胱炎"、"尿路結石"、"膀胱結石 "などの泌尿器系の病気となっています。
特に1位の「慢性腎臓病」は、年間の通院回数が15回と最も多く、治療費の平均は71,517円と、猫の体にも家計にも大きな負担となっています。
健康ニーズに対応
こうした状況を受けて、近年、猫の行動のデータを自動的に収集し、異常を検知して健康管理に活用できるスマートデバイスが数多く登場しています。
これらのデバイスの中には、尿量や回数を測定できるリターボックスなどが発売されていますが、尿の成分を測定することはできません。
今回開発した「PetEye1」は、人間用に開発されたヘモグロビンセンサーをベースに、ペット用に最適化したものです。
分光光度計を用いて、血液中のヘモグロビンに特有の吸収スペクトルを検出し、この技術を用いて猫のおしっこに血液が含まれているかどうかを判定します。
使い方は簡単
猫砂や尿のついた便座を水に溶かし、その中にメーターを浸すだけです。
【検査の手順】
1.猫のおしっこが染み込んだ猫砂(ペットシート)を集める。
2. 200ccの水を入れた容器に上記の猫砂(ペットシート)を入れ、軽く振る。
3.5分ほど放置した後、計量する。
ベントナイトは白濁しやすいので、白濁しないように注意してください。
紙や木質系の猫砂は、水を吸うとゲル状になるので使用しないでください。
【PetEye1(ペットアイワン)使用方法】PetEye1測定方法動画
まとめ
本製品は、C'sUPのオンラインストアなどで2021年5月19日に発売されます。価格は、本体が38,500円、専用充電ブラケット(別売り)が16,500円となっています。
販売元では、本製品をスマートトイレと組み合わせて使用することで、これまで以上に精度の高い健康管理が可能になり、また、医療費の負担軽減にもつながるとの事です。