大切な愛猫には元気で長生きしてもらいのは飼い主共通の願いですね!
愛猫の寿命を延ばすための栄養や生活環境についてご紹介します。
2017年のデータによると、猫の平均寿命は15年です。
猫の種類や生活環境、栄養管理、個体差などによって大きな差はありますが、長生きすることは可能です。
今回は、猫の平均寿命と、少しでも健康で長生きしてもらうためのコツをまとめてみました。
目次
日々の健康管理
愛する猫に長生きしてもらいたいなら、日々の健康管理がとても大切です。
今回は、猫の平均寿命と、愛猫を長生きさせるための正しい健康管理方法をご紹介します。
そしてその寿命は年々長くなっています!
一般社団法人ペットフード協会が2017年12月22日に発表した「全国犬猫飼育実績調査」によると、猫全体の平均寿命は15.33歳となっています。
日本でペットとして飼われている猫の平均寿命は、2014年には11.9歳でした。
これは、2016年9月14日に発表された、東京農工大学と日本小動物獣医師会による大規模調査の結果によるものです。
こうしてみると、猫の平均寿命は年々長くなる傾向にあることがわかります。
その理由はいろいろと考えられますが、キャットフードの品質が年々向上していることや、飼い主が猫の健康を意識するようになったことが要因のひとつでしょう。
一般的な平均寿命は15.33年ですが、実際には猫の種類や飼い方によっても異なります。
猫の長生きのための栄養と生活環境の最適化
猫の長生きのための"栄養"と "生活環境 " 。
今回は、猫を長生きさせる方法をご紹介します。
猫の年齢や体調に合わせて食事を設計しましょう
昔は冷や飯に味噌汁や「ねこまんま」を与えていたかもしれませんが、最近はそうではありません。
今では、ドライフードからウェットのモイストフードまで、さまざまな種類のフードが販売されています。
それぞれに特徴があり、メリット・デメリットがあります。
一番大切なことは、愛猫に合ったフードを選ぶことです。
愛猫が慢性疾患を患っている場合は、獣医師と相談の上、療法食を使用した方が安全な場合もあります。
かわいさのあまり、猫に人間の食べ物やおやつを与えてはいけません。
猫用のおやつはたくさん市販されていますが、与えすぎないように注意しましょう。
屋外ではなく、室内で飼うようにしましょう
できれば、猫は屋外ではなく室内で飼うようにしましょう。
屋外で飼うと、感染症にかかるリスクが高まります。
また、野良猫や害獣に襲われたり、怪我をしたりするリスクも高まります。
自転車や車が通る道を走っていて、思わぬ事故に遭い、命を落としてしまうケースも少なくありません。
猫が運動不足にならないように気をつけましょう。
室内で飼っている場合は、猫が運動不足にならないように遊んであげるのはもちろん、猫が喜ぶ運動をしてあげるのもいいでしょう。
猫じゃらしやぬいぐるみなどで遊ぶだけでも運動になります。
「キャットタワーを買ったけど、うちの猫は登ってくれない」という方もいらっしゃると思います。
ぜひ、猫が好きな遊びを探してみてください。
外飼いと室内飼いの平均寿命の違い
飼い方に応じた猫の平均寿命について調べました。
家から出ない猫:16.25歳
家の外に出る猫 :13.26歳
外出しない猫の方が、寿命が圧倒的に長い傾向にあります。
これは、外に出る猫は、事故や伝染病にかかるリスクが高いからではないかと言われています。
猫の成長速度
猫は犬のように、人間よりもずっと早く成長することはご存知でしょう。
どれくらいの速さで成長するかというと、人間の4〜5倍の速さで成長すると言われています。
猫は生まれて1ヶ月で1歳になりますが、猫の1年は人間の18年にあたります。
高校3年生になっても年をとるのが早いのは驚きです。
猫が10歳を超えるとシニアイヤーになり、人間でいうと56歳になります。
日本の猫の平均寿命は15年で、人間に換算すると約76歳に相当します。
長寿の記録を調べますと、1967年から2005年までアメリカで暮らしていたクレーム・パフが38歳まで生きたことが知られています。
人間に換算すると、なんと168歳になります。
2016年には「世界で最も長生きした猫」としてギネスに認定されています。
猫の老化現象にはかなりのバリエーションがあり、高齢になっても老化の兆候が見られない猫もいます。
個体差や生活環境の違い、食生活なども影響していると言われています。
愛猫の健康管理のために、ぜひこの情報を頭に入れておいてください。
健康診断と病気の知識
今回は、愛猫の生活を快適にするための方法をご紹介します。
愛猫はいつ健康診断を受ければいいの?
愛猫の健康診断は、動物病院で受けることができます。
1歳未満の猫
簡単な検査で構いませんので、獣医師と相談しながら頻繁に行ってください。
1歳~6歳の猫
最低でも年に1回は健康診断を受けましょう。
また、気になることがあれば定期検診を待たずに受診しましょう。
7歳以上の猫
半年ごとに検査を受けましょう。
一般的には、これらのガイドラインに従って健康診断を受けることをお勧めします。
信頼できる獣医師と相談して決めてください。
猫がかかりやすい病気
猫の飼い主として、自分の猫がどんな病気にかかりやすいかを知っておく必要があります。
下痢:主に食事、感染症、食べ残し、病気、ストレスなどが原因です。
皮膚炎:アレルギー、真菌の感染、ストレス、ノミやダニなどの寄生虫が原因です。
膀胱炎、結膜炎:比較的若い猫がかかりやすい傾向にあります。
腎不全:7歳以上の比較的高齢の猫がかかりやすい傾向にあります。
猫はもともと砂漠に住んでいたため、水が少ないときにはオシッコなどの体内の水分を大切に使うことで成長する生き物です。
このような体質のため、"膀胱炎などの泌尿器系の病気 "になりやすいと言われています。
6歳以上の猫は、内臓、特に腎臓の機能が低下しているため、犬に比べて内臓疾患にかかりやすい傾向があります。